こんにちは。あみくらです。
お変わりありませんか?
先日家族で白馬に行ってきました。
新そばの季節だったので、たまに顔を出す「みさと」というお蕎麦屋さんに入りました。
おいしかった~~。
食べることは、私の大きな楽しみの1つですが、今年の秋もとっても楽しめそうです。
みなさんは、食で秋を感じましたか?
さて、今回のトピックは借り入れ金額と総支払い金額の違いについてです。
今まで、ご紹介してきたどうして多額な借金がいけないのか! の答えにもなるかもしれません。
前回は、Tさんが、網倉のアドバイスを参考に、工務店で建築したことをお伝えしました。
今回はその続きです。
土地や住宅といった不動産を購入する際、資金計画や住宅選びに失敗している人には、
ある大きな共通点があります。
その共通点は何か?
今回は、そのことについてお話しします。
ここで、少し前回のおさらいをしておきましょう。
Tさんには、2つの選択肢がありました。
1つは、借り入れ金額2840万円。
年間返済額は、123万円。
35年返済をし、35坪の家を建てるというもの。
そしてもう1つは、借り入れ金額1990万円。
年間返済額は、108万円。
25年返済をし、38坪の家を建てるというもの。
ここでの借り入れ金額の差は、ざっと850万円です。
皆さんは、この差についてどう思われますか? 多い? それとも少ない?
ほとんどの方が、その多い少ないの議論で話が止まってしまいます。
そして、多分大丈夫だろうということで、見切り発車してしまいます。
しかし、重要なことは多面的にその借り入れを分析することです。
もう少し突っ込んで借り入れについて考えることで、目に見えないものが見えてきます。
その目に見えないものをしっかりと情報としてお伝えした結果、
Tさんは工務店を選んだのです。
もう少し突っ込んでとは、どういうことでしょうか?
まず借り入れ金額の単純な差。
それは、850万円です。
しかし、両者の返済金額の差をみていくと、
15万円(1~25年の返済金額の差123-108)×25年=375万円と、
123万円(25~35年の返済金額の差123-0)×10年=1230万円の合計で
1605万円になります。
そして、金利まで考慮に入れた場合には、その差は1829万円になるのです。
つまり、35年後には1800万貯金があるか、
それともやっと返済が終わるのかという差になってあらわれてくるのです。
ここまで借り入れのことを考えている人はめったにいません。
しかし、ご研究熱心なあなたさまは、
事柄をもう少し突っ込んで検討できる方だと思います。
それが出来るか、出来ないかが、
成功するか、失敗するかの分かれ目になるのです。